《夏期限定トロピカルパフェ事件》简评:
《〈小市民〉シリーズ》简评:
《小市民シリーズ》简评:
本文将会有大量的夏季篇原作内容,如果你只是看过动画,我个人建议是看完小说再看本文,但本文不会有秋季和冬季剧透。
在本文的最后有找到动画第十集前十分钟的原作日文版,感兴趣的可以去看看。
在看夏季篇结尾时,我在想为何小佐内在这里会这么激动呢。
在这里,如果她不想被别人称为骗子,之前又为何要各种演呢?
在小说中,小佐内最后给出的说法是这样的:
小佐内的说法,认为绑架案结束之后小鸠就只会对绑架本身进行分析,也就是小鸠也会以小佐内是受害者结尾。她说自己并没有这么相信小鸠,小佐内的意思是自己并没有相信小鸠能追究到最后,也就是她不相信小鸠的能力可以推理到这个结果?
这时候会出现两个问题:
1:小佐内是只想要小鸠推理到伪解答吗?
2:小佐内是否相信小鸠会推理到这个真相呢?
先从第一点,小佐内是只想要小鸠推理到伪解答吗?
小佐内肯定是想要小鸠得到伪解答的,那么她为什么要小鸠得到伪解答呢?为什么不让小鸠得不到线索呢?如果让小鸠得到较少的线索不是更能骗住小鸠吗?
与其猜想她的想法,我们不如先看看在小鸠伪解答推理中提到的线索:
1:小鸠在半杯奶昔中,在汉堡店发现了变装的小佐内,认为她是在监视石和
2:小佐内平时变装后不像本人,绑架当天却打扮的很容易认出
3:小佐内发出的求救短信非常规整,和之前夏洛特蛋糕时一样
4:小佐内在约好的时间前一小时就出去了,明明马上又要外出
5:小佐内的夏季甜点地图调教
6:被套出的焦糖苹果
仔细看可以发现这里大部分都是小佐内刻意给出的线索,我可以先看看真解答又是如何得出的。
小鸠首先想到,小佐内为何知道自己会被绑架?并且和小鸠约定的时间是一点,而绑架时间和绑架位置都了如指掌,再以小佐内性格线索,得到有内鬼这个答案。
真解答中,除了以小佐内性格来联想以外,其他都是小佐内在伪解答中给到的线索。
那么,小佐内是因为不小心给多了线索才导致局面无法收拾的吗?
我们可以先看看除了上面线索外小佐内的一些暗示:
在夏天的开始,小佐内就已经暗示吃甜品这件事没有这么简单。
半杯奶昔部分,小鸠注意到多次小佐内关于地图解答时的偷笑。
很明显这些都是小佐内特意暗示小鸠的。
那么有可能是焦糖苹果不该让小鸠知道的吗?这一个线索看上去是小佐内不小心透露的。
这点可以看绑架案前一天,小佐内晚上打电话的时候有详细提到过焦糖苹果。
这样一说,小鸠肯定会有印象,而小佐内也必然会想到没法和小鸠一起吃的问题。
一开始我也以为小佐内不小心说漏嘴了,但结合她在前一天晚上说的话,她大概率是想过这个问题的。
那么这又有一个新问题,小鸠为什么想要套出小佐内的话呢,原因在这里:
小鸠就是因为看到了这一幕才会开始怀疑小佐内
小佐内在这里给了许多暗示表示夏天有一件她在暗地里策划的事情,而最后狼的表情却等于告诉小鸠她并非受害者。
小佐内在这里明知小鸠在外面还是摆出了这个表情,没有丝毫掩饰的感觉。
那么小佐内只想要小鸠得到伪解答的这个答案便不攻自破,若是小佐内没考虑过小鸠解开真相的可能,本身就不会让早苗在外面等了。
小佐内是相信小鸠不会止步于伪解答的,那么小佐内为何还要演呢?
这时候也牵扯到了我们讨论第二点:
【小佐内是否相信小鸠会推理到这个真相呢?】
我们先回到开头,小佐内自己叙述是不相信的,可她还是让早苗在外面等待了。
我们也知道了小佐内是相信小鸠不会止步于伪解答的,但他最后能否到达真相任然是未知数,为什么这么说呢?
小鸠是想过不继续推理后面的真相的。若是小鸠不推理又会如何呢?
我们可以先看看小鸠的自我评价和小佐内对他的评价:
小鸠认为自己并不能看穿谎言
小佐内认为小鸠并不能理解他人感受
那么,如果这时候小佐内说谎,小鸠也是没法看出来的。
小佐内并非不相信小鸠能够解答真相,但却还要演戏让小鸠止步于伪解答?
那么小佐内本人其实也在犹豫的话,是否能够解答这个问题呢?
小佐内之所以要演戏,之所以让早苗在外等待,就是为了让小鸠自己得出答案。
小佐内想要小鸠得出什么答案呢?
这里小佐内表示分手这件事已经想了很久了。
但分手并非一个人同意就能完成的。
小佐内希望小鸠通过这个事件思考他们小市民计划本身是否已经无用。
若是小鸠愿意止步于伪解答,也就是小鸠在小市民计划中已经得到了益处,学会忍耐自己侦探的一面。那么小佐内恐怕也不会放弃这个关系。
但小鸠毫不留情的解答了出来,并说出开头小佐内最不想听到的话:
这整个绑架计划,线索几乎都是小佐内刻意给出的,目的就是让小鸠得出答案,而最后小鸠却还是说她是骗子。
最后的笑意若是计划完成的笑容,那落寞和疲惫便是对小鸠无法了解自己的悲伤吧。
而小市民计划的本质就如小佐内在最后说的一样
正因为他们还是小市民的互惠关系,就只能在理性层面思考对方的对错,即便背叛了信任,小鸠也没办法生气。但他们却又会和普通情侣一样,一起吃甜点会感觉到开心。这种感觉便是让小佐内出手的原因。
所以在夏季的故事中,自我绑架事件是表,而小佐内真正想做的,是事件背后的小市民分手事件。
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接下来是一些吐槽
本来也想从动画找出一些来分析,不过大家都知道这动画是没有任何心理描写的。
这也是我想吐槽的,监督实在太过自负了。
如果他们只是想卖小说的话,我觉得也算成功了就是了。
不过这篇文章之所以会出现,是我在看了动画第九集才有的猜想:
“我们可以相信小鸠所说的话,但他本人的感受也许并非真相。”
本人归纳总结的能力并不强,若是推理有漏洞,也希望能够抛砖引玉,得到更多大佬的解析。
顺便贴出第十集的日语原文,大家可以看看是否和动画的演技一致。
我个人觉得完全不一致就是了,而且就这一段居然还被删了一半……
「しかもそのために川俣さなえを使い、堂島健吾を使い、ぼくも使った。ぼくたちは小佐内さんの嘘に協力させられた形になる。
これはひどいよ、小佐内さん。どれほど石和馳美たちが憎かったか知らないけれど、これはどう控えめに表現しても、タチの悪い嘘だ。……嘘つきだ」
小佐内さんは、目をしばたたかせた。一瞬、うさぎのように視線をきょろきょろとさせ、それからぼくをまっすぐ見ると、少し俯いた。
「わたし、嘘つき……?」
「そうだよ」
小佐内さんが顔を上げ、ぼくたちは正面から目を合わせる。無帽の、ボブカットの女の子。中学三年の夏からずっと一緒にいた小佐内さん。これまでぼくは、彼女のいろんな表情を見てきた。喜ぶところも、怒るところも、企むところも。
しかし、いまの小佐内さんの顔は、見たことがなかった。小佐内さんは笑ったようだけど、ゆっくりと視線を逸らしていった小佐内さんの笑みは冷たい、というよりもどこか寂しげな、疲れきったようにも思えるものだった。
「そう。わたしは嘘つき。小鳩くんにも、堂島くんにも嘘をついた。小市民になるっていう約束も、思いっきり破っちゃった。
でもね、小鳩くんもやっぱり嘘つき。ねえ、小鳩くん、気づいてる? いま、ずっとわたしを告発し続けた小鳩くんは、とっても楽しそうだったんだよ。考えをめぐらせて、どんな小さなことでも見逃すまいとしていた小鳩くんは、いきいきしてた。推理したくないなんて嘘よ。小鳩くんの『小市民』だって、嘘じゃない」
「それは……」
気づいていた。だけど、それは言わない約束じゃなかったのか。なかなか克服できない性癖だけど、だからこそ本気で改めようと……。
いや。改めようと、していなかった。ぼくは楽しんでいた。シャルロッ卜のときも、健吾のメモのときも、小佐内さんが誘拐されたときでさえ。そして、言うまでもなく、いまのやりとりも。
嘘、と言われれば、言葉を返せるはずもない。
ほとんど吐き捨てるように、小佐内さんは言う。
「あれも嘘、これも嘘だったの。みんな言うわ、わたしと小鳩くんは付き合ってるって。でもそれも嘘。学校では小佐内はおとなしいわって言われる。小鳩くんは笑顔が素敵な無難な相手。でも嘘。わたしは家でも嘘をついてるの。小鳩くんも、きっとそうでしょう。
こんなにも嘘ばっかりなんだもの。……わたしたちが『狐』であり『狼』だっていうのも、きっと嘘なんだわ。だってほら、小鳩くんはこんなに騙されたし、まだ間違ってる。
単に石和さんたちが目障りなだけなら。小鳩くんが途中で言った通り誘拐をそそのかすだけでよかった。なのにどうしてわたしがこんなやり方を選んだか、小鳩くんは全然わかってない。わかろうともしないの。わたしは、本当はこんなことをしたくなかった。石和さんたちがわたしを拉致しないなら、それでいいと思ってた。だから、誘拐扇動のプランは放棄したの。わざわざ、危険な目に遭うことはないわ。もし、本当に石和さんたちがわたしを連れ去った場合だけ発動する罪状ランクアッププランを採用したとき、わたしが本当に仕返しだけ考えていたと思うの?」
ガラスから差し込む夏の日差しを浴びながら、小佐内さんは自分を抱きしめた。
「わたし、怖かったの。どれだけ虚勢を張っても、殴られたら痛い。深い傷をつけられれば、残るの。石和さんが本当にわたしに手を出すなら、そんな人はできるだけ長くわたしから遠ざかってほしかった。一年でも半年でも長く、わたしのそばからいなくなってほしい。だから『誘拐犯』になってもらったの。わたしは危険に身を晒《さら》したわ。肉を切らせて骨を断ったの。そうしないと怖かったから。わたしのやったことが嘘だというなら、怖い人から逃げるための嘘だった……。
小鳩くんはわたしを信じたと言ったわ。でもわたしも、いま小鳩くんを信じる。小鳩くんは絶対、わたしが怖がっていたということを、本当にはしてくれないの。なぜなら小鳩くんは、考えることができるだけだから。共感することができない人だから。……わたしと、おんなじに。
そして、わたしもわたし。わたしの計画は、こんなにも見抜かれた。わたしたちがとっても賢い『狐』でも『狼』でもないんだとしたら、『小市民』になろうっていうのも嘘なんだとしたら、何が残るか、ねえ、わかる?」
本当は『狐』なんかじゃないのに自分を『狐』であると思い込んで、そして『小市民』になると宣言したんだったら。しかも、それすらも嘘なんだとしたら。
それはまるで、綿菓子のよう。甘い嘘を膨《ふく》らませたのは、ほんの一つまみの砂糖。
何が残るか、もちろんわかるよ、小佐内さん。小佐内さんのくちびるが、ゆっくりと動く。
「残るのは、傲慢《ごうまん》なだけの高校生が二人なんだわ……」
来自:Bangumi